勘弁してほしい軽減税率

コンビニオーナーの宮崎です。
私のお店も、店長やスタッフの方々が頑張ってくれたおかげで、特に混乱なく10月を迎えることができました。

私は前回の増税（5% → 8%）もコンビニオーナーとして体験しております。当時を思い出すと「めんどくせーなー」と思いながらも、いちおうの納得はあったかなと記憶しております。

…が。今回の増税は、様々な議論を呼ぶ軽減税率の導入がありましたね。
正直なところ「勘弁してくれよ」というのが、我々コンビニに携わる者の率直な感想ではないでしょうか。

値札の差し替えだけでも大変なのに、イートイン使用の有無、商品によって変わる税率、キャッシュレス還元…。

多くの外国で採用されている制度なのかもしれませんが、どこかやるせない気持ちが拭いきれません。
お客様も我々も完全に理解することが難しく、トラブルに発展する心配もあります。境界線も曖昧ですし…。

これからの日本について考える機会になった

といっても、コンビニはまだ良い方なのかもしれません。

システムについては本部各社が頑張ってくれたおかげで、加盟者としては心配する必要がありませんでした。

これが個人で経営しているお店だと、新たなレジ導入にかかる費用を捻出できず、廃業せざるを得ない方もいたというのですから…。
「小さな声」を聴くんじゃなかったのか？と文句を言いたい人もいるのではないでしょうか。

さて、そんなこんなで注目された今回の増税ですが、少しでもポジティブな面を考えると、様々な方の「怨念」を背負ったが故、税金について、これからの日本について考える機会にはなったのかなと思います。

我々は今回、特に念を発した部類に属すると思います。どういったことに我々の税金が使われるのか、注視したいと思います。

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